リコリス・リコイル 第4話までを見終えて〜千束について考察のフリした妄想語り〜
リコリス・リコイル第4話まで視聴しました。
いやあ面白い。ここまで面白いと思ったオリジナルアニメは久々です。
あまりの面白さに感じた事をブログにでも残しておこうとわざわざ開設までする始末。
最後まで書き切る自信もないですが、まあゆったりやってみようかと。
話が進むにつれて見返したくなくなるんだろうなあ。笑
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まずはやっぱり千束について語りたい!
可愛くて強くて優しくて、ついでにアホ(by フキ)ですが、とても魅力的なミィステリアスガァール。笑
そんなキャラクターですので語りたくなるネタは満載です。
お題は全部で7つです。
①千束の能力について
②千束の髪の色と出自について
③アラン機関・吉松との出会いとDAに入った経緯について
④千束の感情表現について
⑤千束の非殺傷弾について
⑥千束はいつDAを出たのか?
⑦旧電波塔事件について
⑧今後の展開について
それではだらだらと語って参りましょう。
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①千束の能力について
1〜3話で圧倒的な超・回避能力を見せつけ、巷では超能力やら魔術やら、さまざまな憶測がなされていました。
そんな中、3話の模擬戦後に楠木司令による説明でその秘密が明かされました。曰く、
「卓越した洞察力で相手の射線と射撃タイミングを見抜く天才だ」
・・・思わず、
「は?いやいや、もうちょっとなんかあるやろw」
とツッコミたくなる直球ど真ん中な説明です。
さらに4話では、天才を支援・育成するアラン機関の吉松から「類まれなる殺しの天才」であるとの台詞もそれを裏付けています。
まあ、魔術とか超能力とか言われるよりはこの作品の世界観には合ってるのかなと思ったので、ここは納得するところかと。
ただ、遺伝子改造とか、デザイナーズチャイルド的な設定はあるかもしれません。
が、個人的には「天才」だけでも全然オッケーです。
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②千束の髪の色と出自について
さて、ここからだいぶ妄想が入ってきます。笑
千束の髪が気になってます。いい匂いしそう・・・ではなくて、他の登場人物に比べてかなり明るい髪色です。白っぽい金髪、プラチナブロンド?のような。
アニメだからとか、たきなと対になるようにとか(実際キャラデザのいむぎむるさんはインタビューでそのようにデザインしたとも語っています)、そのような事情もあるとは思います。
ただ、私はもうちょっと物語的な意味合いがあるのではないかと見ています。
もしくは、千束のデザインに対する理由づけ、かもしれませんが。
ずばり(と言っていいものか)、千束はロシアで幼少期まで過ごした、日本人とロシア人の混血だったのではないかと推測します。
1話では日本語学校でたきなにロシア語ができるかを尋ねています。
2話ではロシアに行っていたという吉松に対して「先生(ミカ)と出会ったのもロシア?」と訊いています。
なにか、ロシアというのを印象づけようとしているように感じました。
特に違和感を感じたのは2話。
ロシアに行っていたという吉松に対し、なぜミカとロシアで出会ったのか、と訊ねるのか?
1話終わりにリコリコに来店した後、物語の外でミカの知り合いだった事を知ったのでしょうが、わざわざ2話の会話で出して来たのは引っかかりました。
(4話でも外国人のキャラクターと接触あったので一瞬またロシア?と思ったのですがアレはフランス語ですよね?多分…)
根拠として弱いかもですが、ロシアと千束、またその髪色を結びつけるのはこのくらいしか思いつきませんでした。
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③アラン機関・吉松との出会いとDAに入った経緯について
吉松は幼少期の千束、すなわち『殺しの天才』と出会い、アラン機関として支援したと思われます。
ただ、4話では千束はその人(吉松)に感謝している事、でも何の才能があるのか分からないと語っていました。
なぜ、何の才能があるのかを伝えられていないのか?
また、千束はその才能を分かっていないのに、何に対して感謝しているのか?
そこに疑問を感じました。
さて、ここからは妄想全開です。(既にフルスロットルのようにも感じますが。汗)
千束とその家族はロシアで事件又は犯罪に巻き込まれたのではないかと考えます。その事件により家族を失い孤児となったのではないでしょうか。
また、その際に家族に害をなした者たちに対して殺人者としての才能を発揮し、皆殺しにしてしまったのではないでしょうか。
吉松は、どんな形でかはわかりませんが、その時の千束に出会い、その殺しの才能に気付いてしまった。
アラン機関として天才であるが故に保護、支援しなければならないが、あまりにも悲惨な結末しか呼ばないその才能をそのまま育て、世に出す訳にはいきません。
ただ、殺しの天才ということは、裏を返せば殺さないで相手を制圧出来る事も可能になるのではないか?
そう考えて平和維持装置としてリコリスを擁し、かつ旧知で信頼できるミカが所属するDAのある日本に連れていったのではないでしょうか。
千束は、そのような目に遭った環境から日本に連れ出してくれた事に対して、感謝しているのではないでしょうか。
また、流石にこんな千束に殺しの天才であるなどとは伝えないでしょうから、千束はこの事を知らないのだろうと推測します。
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④千束の感情表現について
私の妄想では、幼少期の千束は悲惨な目に遭っており、人殺しまでしてしまっています。
一時的に精神に異常をきたした状態であったとしても不思議ではありません。
コレを千束は「気分が良くない」状態であると表したのではと思います。
現在の千束はハイの時と素の時で、他の人物に比べてかなり落差をつけて演じられているように感じます。1人だけ、いわゆるアニメキャラみたいです。
(結婚の話が絡んだミズキもまあまあオカシイですがw)
これは千束が過去のトラウマから、感情の起伏がかなり弱くなっていたのではないか?DAに来てから徐々に回復して行く中で、わざと大袈裟に感情を表すようになったのではないかと推測します。
ただ、これについてはリコリコラジオで千束を演じられている安済さんが
「収録時に思っていたよりも表情が動く作画になっていたので(結果的に)少しオーバーに感じる位に演じてしまった」
といった趣旨の事を仰られていたので、考え過ぎかもしれません。
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⑤千束の非殺傷弾について
4話で、今の弾は旧電波塔事件時にミカに作ってもらった、と言っていました。
恐らく、リコリスデビュー?となったこの事件で、非殺傷弾を渡したのだろうと推測します。
何故そんな事をしたのかといえば、吉松がDA、すなわちミカに引き渡す際に絶対に人殺しには育てないように約束したのではないかと考えます。
ちなみにこの非殺傷弾、色々と言われていますが個人的にはミカ特製のフランジブル弾と考えています。
命中したら赤い粉末が散るようなエフェクトがかかる事、車のドア位なら貫通する事がその根拠ですが、所詮は付け焼き刃の知識なので間違っている事は200%あり得ます。笑
某掲示板では思い切りガンマニアの人達からフランジブル弾であの表現は有り得ないとこき下ろされてました。まあアニメなので絵面とカッコ良さ優先で良いのではないかと。
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⑥千束はいつDAを出たのか?
作中で千束がいつからDAを出てリコリコに勤務始めたのかは明確に語られていません。
4話では、これに関わりそうな、でも一見矛盾するような台詞があります。
まず、カフェでの会話。
DA本部でデザートとして提供されるかりんとうが好きと語るたきなに対し、「10年も食べれば飽きる」と返す千束の台詞。まるで10年食べてきたような言いっぷりです。
次に、カフェ後の水族館にて、何故DAを出たのかを問うたきなに対し、千束は「人探しのため。10年探してるけど見つからない」と返しています。
外出禁止であるはずのDAで10年前から人探しは出来ないだろうと考えると矛盾しているように思えます。
私は、DAを出てリコリコに転属になったのは最近、1〜2年の事だったのではないかと推測します。
恐らく、喫茶店で働いててもまあおかしくはないであろう15〜16才位。
旧電波塔事件が作中時点で10年前、千束7歳の頃だとして、その2年前位にDAに来たと考えると収まり良さそうです。
5歳でDA加入
7歳で旧電波塔事件
15歳でリコリコ転属
と考えると、まあ10年かりんとう食べてたのも整合つくかなと。
人探しはまあ、任務の合間にもやってたとか、千束なら無断外出繰り返していたとしても、まあ納得出来そうです。評価Dだし。笑
また、3話ででの千束とフキのやり取りが10年前に別れた相方同士には見えない事(むしろ10年組んでた円熟味を感じさせるw)や、フキが「先生持って行って親離れもねーわ」と割と最近の事のような台詞の言い回しだった事、先生に会いたい気持ちをからかわれたフキの反応も、この推測の根拠としています。
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⑦旧電波塔事件について
あんまりヒントとなるような事か語られてないので分からないのが正直なところ。
OPの大勢のリコリスが歩いているところに電波塔爆発などがあったこと、DAがなんだかんだで非人道的と言える組織であることから、リコリスが戦場となった旧電波塔に全滅前提で投入され、生き残ったのが千束1人だったとかそんな展開かなと。
また、何処かで見かけた意見ですが、リコリスがDAの非道さを世間に知らしめるために反乱を起こし、旧電波塔をジャックしようとした、というのも十分ありそうです。むしろこっちかな?
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⑧今後の展開について
ぶっちゃけ分からん!
1話のアイキャッチが頭から離れません。
また、5話のサブタイトルが「So far,so good」(訳:ここまでは順調ですね)という不穏でしかない感じになってます。
一度は千束とたきなが敵として対立する展開はありそう、と予測します。が、出来ればそのような展開は見たくない・・・。
1話のアイキャッチは、その時点の関係性(花を向けて親愛をみせる千束に対して、あ、そういうのいいんでと拒絶しているたきな笑、とか)
さて、長々と語ってきましたが一旦ここで終了!
たきなやクルミなど、深掘りしたいキャラがいっぱいですが、その前に5話が放送されちゃいそうだなあ。
もし次の記事を上げるならたきなか5話の感想になるかな?
ではでは。