enuのゆるっとアニメ感想

だらっと見たアニメの感想をゆるっと書く

リコリス・リコイル 第10話『Repay evil with evil』感想

はいどーもー。


10話、放送されましたね!

今回もトランクス一丁で試聴に臨みました。

 

相変わらずの体感3分アニメだった訳ですが…。

いやあ真島カッケーすわ…それに比べてDAは今のところイマイチ頼りないすね…

そんで千束とミカがね…あんなん父親やってたら泣くでしょうよ!号泣だよ!!

とりあえず振り返りつつ、感想をつらつら書いてきます。

 

《あらすじ》

千束はミズキやクルミが自分のことに囚われないよう、喫茶リコリコの閉店を切り出す。その頃、DAに戻ったたきなは千束の命を救うため、真島を足掛かりに吉松を追おうとしていた。ついに真島の依頼者を捕らえ、アジトに潜入するが……?!

リコリス・リコイル 公式HP

 Story #10 Repay evil with evilより引用)

 

1.リコリコ閉店?!

…誰ですか?何かリコリコは平穏そうとか言ってたのは?

はい、10話予告感想の私です。

いきなりリコリコ閉店とか言い出してるじゃねえか!何が平穏だよ!!

ご丁寧に公式の喫茶リコリコ垢まで閉店のご挨拶してるしよ…。

 


千束はクルミさんとミズキが心臓について何とかしようとする様を見て、リコリコ閉店を宣言します。

結局、クルミさんとミズキはここで離脱。

千束は終始笑顔で2人を送り出します。が、クルミさんの浮かない顔ったらないね…。本当に可愛いお顔が台無しです。

流石にこれで出番が無い、なんてこたあないでしょうから、どこで活躍してくれるのかはお楽しみ、ということにしておきましょうか…。

また、リコリコ閉店を知った常連客の皆さんが次々に泡食って来店して来るのは良かったですね。

お客さん達に愛されたお店だったという事か改めて千束に伝わったんじゃないかと思います。

 


閉店の決断は、いわば千束にとっての終活です。

みんなが自分の事で時間を使うのが嫌って事なんですが、それはみんなが千束のために何とかしたいと願ってのこと。

だけども、その願いはこれまで千束がやってきた事の結果でもある訳で、そういう周囲の思い、願いは受け入れてほしかったなあとも思いました。

ただ、その願いが叶わなかった時の辛さを、ひょっとしたら幼い頃に飼っていた"リキ"の死で体験していたからなのかもしれません。

幼い頃から自分の死と向き合い、いつ終わるか分からないと思っていたところに救世主に貰ったボーナスタイム。それが10年のうちに終わりを迎えるという事を正面から受け止め、受け入れた。千束の覚悟は決まっています。それでも、周りの人達は千束ほどには割り切れるはずがなくて。

それを何とかしたいと願っても、肝心の千束は笑って伸ばされる手をするっと躱してしまいます。

千束自らが下した決断であり選択なのは勿論尊重したいのだけど…辛いなあ。

 

 

 

2.姫蒲さんの安否(あとシンジと真島)

前回、シンジと姫蒲の前に姿を現した真島。その後どうなったかが気がかりだったのですが…。

姫蒲さんの生存を確認しました!

ただ、床に転がしておくのはいただけないです。急ぎ待遇の改善を要求したいところ。

あとついでにシンジも生きて捕らえられ、真島と千束についてあらかた事情を明かしたようですね。

真島は千束に同情の意を表します。茶化しているように見えますが、かなり千束にシンパシーを感じているようなのでここは割と本気なんじゃないかと思いますね。

涼しい顔でアラン機関の理念のためならいつでも死にますけど?と、相変わらず涼しい顔で狂った事をのたまうシンジ。

真島は深い嫌悪感を露わにして、次のターゲットはアラン機関だと宣言し、その本丸を尋ねます。普通に考えてシンジが答える訳ないのですが、さて…?

 

 

 

3.狂犬たきなの復活

たきなはDAに復帰したものの目的は千束のため。

むしろ前に在籍してた時以上にヤベー奴になってるんじゃないでしょうか。笑

立ち振る舞いがやけにスマートかつ凶暴です。普通に怖えよ!

男が独房越しに手を出してきたところを華麗に躱して流れるような動作で顔踏み&笑顔で銃を突き付けて

『私は殺し過ぎて一度ココをクビになってまして。

 割と外の暮らしも楽しかったんでまたクビになるのも…』

くあー!俺も踏んで!!

何、いつからそんな映画みたいな台詞はけるようになったのたきなさん?

前なら『言わないと殺す』くらいしかボキャブラリーなかったよね多分。絶対千束の影響だなあ。

トドメには去り際にはグリっと男の肩を外してクールに去るぜ。え?

…いや、あの…たきなさん?最後、肩外したの要りますかね…?

顔踏みの瞬間、恐らく私をはじめとしたリコリス・リコイルの視聴者の8割が『オイおっさんそこ代われ!!』と思ったでしょうが、肩外される覚悟があるのはどれくらいでしょうかね…私はちょっと遠慮したい。

 

 

 

4.楠木と真島の対話

ホールに全リコリスを集めて作戦を伝える楠木司令。

ここまではカッコ良かったんだよなあ…。

特定した真島の船に乗り込むも中はもぬけの殻。

真島達が使っていた部屋に入ったところに真島から通信映像が入り、真島達とDA・楠木司令との対話が始まります。

ここでフキがたきな抑えてるの地味に面白い。笑

手綱握らないとね、何するか分からないからね、しょうがないね!

…と言うかですね。

楠木さん、なんでこんなところに出張って来てるの?オマケに部屋の周りにリコリス達すし詰め状態だし…事前に調べついてるのかもですけど、爆弾でも仕掛けられてたら一巻の終わりだと思うんですが。汗

 


それはともかく、モニタ越しに真島と楠木司令がモニタ越しに対峙します。

真島は理念は善性でもその行動により結果が悪になる。

DAは理念は悪だけどもその行動の結果は平和=善となる。

この対比が面白いなと感じましたね。

後、モブリスちゃん達は集まり過ぎなんじゃないですかね…。

話はこれまでとばかりに通信を切ろうとした真島を、ただ一人超個人的な目的のためにたきなが引き止めてシンジの事を聞き出そうとしてるのがちょっと面白かったです。

楠木さんとフキ以外は何言ってんだコイツ状態でしょうが、いや、たきなさんはいつだって本気なのですよ?(主に千束のために)

真島からは軽くあしらわれて通信は切られますが、居場所はある程度絞り込める事に。

勝負は引き続き延空木セレモニーの場を移します。

そして次の舞台、延空木で第2ラウンドが始まります。

 


5.延空木攻防戦

爆破が目的ならココ!とポイント決めて待ち伏せするもののあっさりスルーされ、制御室が占拠されてしまいます。勿論ロボ太も大活躍。6話で仕掛けたバックドアをフル活用して、電波ジャック成功、やったね!

おお…DAに侵入するだけでなくこんな事までやってたのね…そりゃ真島もマイハッカーって呼ぶわ。

真島はテロが何者かによって隠蔽されていること、偽りの平和に執着している連中がいること、そして千丁の銃が都内の至る所にばら撒かれていることを表明します。

 


ここで真島の目的がハッキリと浮き彫りになりましたね。

千丁の銃を東京中にばら撒くことでリコリス達を炙り出し、日本国民にその存在を示唆すること。

また、それを知った国民に何かを選ばせること。

真島があくまで『やりたいからやる』、正義感だとかそんなものを一切振り回していないところは良いですね。まあそれだけなんですけど。

やってる事はモロにテロ行為なので決して正しい事ではありません。

でも、その言葉は現代、今に生きる私たちには真正面からブッ刺さ理ますね…。

 


また、ばら撒いた銃とは別に延空木周辺を封鎖したもののその対象であるトレーラーはまだうろついてるんかね?コレに乗った真島組員がさらなる混乱を生むとしたら、マジで千丁の銃は危ないな…無茶苦茶な地獄になりそう。

 


一方、DAはというと…。

アジトからはまんまと脱出され、都市封鎖は時既に遅しで延空木に侵入され、終いには待ち伏せ作戦で返り討ちにしようとしたらスルーされて制御室が占拠されるとか…。もうコレフォロー出来ないんですが…。

この失態に遂に楠木さんの「上の人」(?)が登場、千束の出動を促します。

 


えーと、いくら千束一人でどうにかなる事態はとっくに過ぎ去っていると思うのですが、その辺どうなん?

楠木は苦渋の選択を強いられ、最後には千束に出動をかける事になります。

 

 

 

6.親子の対話、千束の選択

ミカが用意していた晴れ着。この世界だと成人は幾つなんだろう、18?20?

いずれにせよ余命2ヶ月の千束には間に合いません。

余命2ヶ月の件が無くても間に合ったかどうかわからないその晴れ着をミカが用意していた事に感激して抱きつく千束。はい泣いた!

 


晴れ着を纏ってミカにお披露目する千束に、立派な大人の女性になったと応じるミカ…2話でシンジが立派なレディだと評したときに苦笑混じりにアレが?とかクソ失礼な事言ってたのに…!もう泣いた!

 


その後もミカがこれまで与えてくれたこと(ここでしれっと名付け親がミカだった事も明かされました。)に感謝する千束に違うんだ、とミカ。

ここで人工心臓が提供された経緯、すなわちシンジの真意が千束に明かされます。

 


司令官として(やっぱただの教官じゃなくて司令官までやってたのね)10年保てばいいという判断だったこと、千束を最高の殺し屋として育てるとシンジと約束したこと、シンジを信じる力を糧に育っていく千束に真実を打ち明けられなかった事…。

これまでの迷いを千束に懺悔するミカが悲しくて観るのが辛かったです。

しかし、千束は折れません。

どんな思惑だったにせよ、ミカが愛をもって千束を育ててきてくれたことに感謝します。

むしろ、それからの生き方を自らが選び取ってきた自らの姿を誇示します。お前の育ててきた自分はどうだと。

ミカはどれだけ救われたでしょうか。そりゃもう、自慢の娘に決まってるじゃないですか!

もう、こんなん絶っっっ対泣くやん…。感想書くのに何回か見直しましたが回を重ねるごとにどんどん涙腺がヤバくなっていくのなんなんですかね…。

 


そこで鳴り響く緊急事態宣言のサイレンとリコリコの電話のベル、そして千束のスマホにも着信が。

DA楠木からの出動要請とロボ太から延空木に近づくなとの警告。千束のスマホには囚われたシンジの画像が届いていました。

そして千束の意を汲み、ミカが決断します。

延空木はフキとたきなに託し、ミカと千束はシンジを救出に向かうと。

新たに結び直した絆を手にして出撃準備を整えた二人のバックショットを最後に今回は終了!

 

 

 

今回は最終決戦前の最後の仕込みといったお話でした。

真実を打ち明け、千束から赦しを得たミカにはもう怖いものないですね。力強く千束を支えてくれることでしょう。

 


ここからはもうクライマックス一直線ですね!

次回楽しみに待ちましょう!!